☆「マンガ」でできるセルフマネジメントを知りたい方はこちら☽

相談例

「楽しみながら自己啓発したい」 絵が好きな20代の方

相談内容
 ポケモン、ゲーム、絵を描くことが好き。自分はこのままでいいのか、将来どうしたらいいか迷うことがある。好きな絵を描きながら、自分探しできるならやってみたい。

テーマ
 絵を使って、楽しみながら自己啓発

アートワーク
 枠づけ2枚法
 画材:画用紙(八ツ切)、パステル

気づき
 ・ピカチュウは、自分の中の楽しさ、癒しイメージであったこと
 ・現実的に自分に向き合っていること
 ・無意識の自分は、エネルギーにあふれていること
 ・楽しい自己啓発は、ポケモンや絵を描く中で見出されるかもしれない

フィードバック
 好きなゲーム、ポケモン、絵を描くことに没頭してしまうように、満ち溢れている無意識のエネルギーを、自己啓発に向けてみると、自然と楽しい自己啓発ができるかもしれません。

「もやもやして過食してしまう」 20代看護師の方

相談内容
 病棟の仕事とプリセプターの仕事が多いうえに、人間関係が悪いためか、もややもして過食することがある。また、夜寝れないことが多く、たまに睡眠薬を使っている。軽度の自律神経失調あり。人生満足度:6点。好きなことは、漫画を描くこと。

テーマ
 アートセラピーで、ストレス発散して、自分らしい人生になるよう心の整理をしたい

アートワーク
フォーカシング(体・心との対話)
画材:フリクションのボールペン、A5ルーズリーフ

あらわれたイメージと気持ち
・目がぱさぱさして、肩がずきずき、太ももはずきずき。
・目、肩、太ももは、「無理するな」「休みなさい」と言っている。
・太ももをそっとして、休みを与える。

気づき
・思っていたよりも体が疲れていた。
・漫画を描いたりして、体を休めて、自分を癒そうと思った。

フィードバック
 病棟とプリセプターの仕事が多いことで、自律神経が調整しにくかったり、目、肩、太もものストレス症状がでているかもしれません。
 そのため、まずは、好きだった漫画を描いたりすることで、自身の心と体を癒し(セルフコンパッション)、目、肩、太ももでストレス症状が少なしていくことが、自分らしい人生に近づいていく第一歩かもしれません。  

「いらいらすることが多い」 20代SEの方

相談内容
プロジェクトの繁忙期に休めなくて、ゆとりが持ちづらくて、いらいらすることが多い。人生満足度:4点(10点中)

テーマ
ゆとりを持たせて、一旦、整理がしたい。生産性を上げつつ、体調を整えたい。

アートワーク
9分割統合絵画法(9コマ漫画を描く)
画材:ルーズリーフ、シャーペン、色鉛筆

気づき
・生産性を上げる、売上げを上げるとかだけを考えていたけど、好きな野球、ゲームとかもしたかったこと。
・嫁と海に行って、ゆっくりした時間をとりたかったこと。
・繁忙期は、とくにいらいらして、タバコを吸いすぎること。

フィードバック
 仕事だけでなく、趣味や奥さんなどプライベートのことへ意識が向いたことが、ゆとりを持つ第一歩であると考えます。人間は、だれしも忙しいときは視野が狭くなりやすく、ほかのことに目が向けられない傾向がありますので。
 そのため、「仕事≒プライベート」となるようなタイムマネジメントが、ゆとりを持たせ、体調を整え、持続可能な生産性向上につながる可能性があると思われます。

「父親と距離を置きたい」 20代女性の方

相談内容
 父親がアルコール中毒で、母親へDVをしていた。父親が生活保護になって、介護することになったが、酒とパチンコにすべてお金をつかったり、頻繁に電話してきたりと介護の限界を感じている。このストレスのためか、いらいらしやすく、胃潰瘍や腰椎症を起こしている。人生満足度:4点。趣味は、カラオケ。

テーマ
 父親と距離を置いて、自分の心と体を整えたい。

アートワーク
 フォーカシング(体・心に寄り添い、対話する)
 画材:A4の白い紙、ボールペン

あらわれたイメージと気持ち
・頭:いらいら、もやもや、「もういやだ」
・胸:きりきり、もやもや、「つらい」
・腰:ずきずき、ぼろぼろ、「もう限界」「介護したくない」
・頭、胸、腰が辛そうだから、休ませてあげたい。

気づき
・体が悲鳴を上げていて、「もういやだ」「つらい」「もう限界」といろんなことを言っていること。
・心だけで、もやもやしているかと思っていたけど、体ももやもやしていること。
・体の悲鳴に寄り添うと、自然と休ませないとと思う。

アドバイス
 父親の介護をしているなかで、自分自身の時間がとれず、心・体に強いストレス反応が見られていると思われます。アートワークで、お気づきのように、体が悲鳴を上げ、限界を感じていると寄り添っていくことが、何よりも心・体を癒し、整えていく第一歩となると思います。
 そのため、1日に1時間は、ゆったりとした気持ちになれる音楽を聴いて、好きな飲み物やお菓子を食べるなどして、「心・体のためのゆったりとした時間」を作ることをお勧めいたします。