お疲れ様です。
いつもご覧になっていただき、誠にありがとうございます。
本日は、なぜ心に「遊び」がないと、ぎすぎすしてしまうかをお伝えしようと思います。
社会のルールが、リバウンドを引き起こす
私たちは、意識的、無意識的に、生まれた場所の政治的・経済的・文化的ルールに沿って生活しています。
例えば、
男らしくしなさい
アピールしなさい
成績を上げるために勉強しなさい
太ったらいけないから痩せなさい
など
と言われながら育ち、それが「当たり前」のように感じて生活していることがあります。
「~しなさい」は、ルールという「超自我」から生まれやすいセリフです。
親や先生は、「立派な大人になってほしい」と期待して、「~しなさい」と言ってしまいがちですが、子どもの内から沸き上がる欲求や感情は流される傾向にあります。
本当は、
あまり男らしくしたくない
ほんとはアピールしたくない
もう勉強したくない
これ以上、痩せたくない
と思っているはずなのに、「親から言われたから」、「先生から言われたから」という理由で、子どもの本当の欲求を抑え込んでしまうのです。
それが、大人になっても続いてしまうと、親や先生から言われていたことができてないと思い、自己否定感が生まれてしまいます。
最終的に、抑え込んでいた「本当の欲求」が爆発し、
- 親への反抗
- ひきこもり
- 暴飲暴食によるリバウンド
などを起こしやすくなります。
これは、フロイトの精神分析学における、「本当の欲求(エス)」が「ルール(超自我)」に抵抗(心理的リアクタンス)を起こした状態となります。
つまり、社会のルール(作用)により、リバウンド(反作用)が生まれている現象です。
ほどよい距離感という「遊び」
このように、「本当の欲求(エス)」が「ルール(超自我)」に抵抗を起こさないようにするには、「ほどよい距離感」が重要となります。
それが、今回のテーマとなる「遊び」です。
「本当の欲求(エス)」だけを優先すれば、自己中心的で他者犠牲に
「ルール(超自我)」だけを優先すれば、他者中心的で自己犠牲に
なってしまいやすいので、両者のバランスをとれる、「ほどよい距離感」を保つことで、
自己中心的になりすぎず、他者中心的になりすぎないバランスがとれた自分を維持しやすいと思われます。
ドアノブ、コンロのスイッチ、ベッドのシーツなどでも、
事故やトラブルが起こらないような「遊び」が存在します。
これと同じように、私たちの心にもほどよい距離感という「遊び」があることで、
ぎすぎす感による対人トラブル、ハラスメントも減らせるのではないかと思います。
心への「遊び」で、ぎすぎすを減らす
具体的な「遊び」は、
・絵
・音楽
・ダンス
・ゲーム
・映画
・漫画
などいった芸術やエンターテイメントに表れやすいように感じます。
約1~2万年前から、私たち、ホモサピエンスは、言葉以外に絵や音楽などもつかって、コミュニケーションをしてきたためか、
現代でも、絵や音楽が、「遊び」となって、国と国とのほどよい距離を保つきっかけとなっているように思えます。
個人でも、仕事場、家庭での人間関係に、絵や音楽などの「遊び」をとり入れると、
人間関係にゆとりができ、ちょっとした意見の食い違いがあっても、寛容になれるところがあるのかもしれません。
りょう
アートセラピスト/看護師/社会起業家/旅と絵本好き
救急救命センター、持病のアトピーの経験、好きな絵を生かし、オンラインで、アートセラピーによるストレスケアを行っております。
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