「体」を描くセルフマネジメント
自分の「体」を絵やマンガとして描き 体と対話すると、
なんとなくモヤモヤする、 イライラする…などなど
普段気づきにくい、無意識な感情や気持ちに気づくことができます。
心理学ではフォーカシングといって、
カメラで被写体にフォーカスするように
一つの気持ち、 一つの体の部分、 一つの感情…などなど
一つの部位に焦点を当てる方法です。
こうすると、 普段気づかなかった 感情や 気持ちに気づくことができ、セルフコントロール、セルフケアがしやすくなると言われています。
今回はそのフォーカシングのやり方をご説明しようと思います
やり方
自分をイメージした体を描き、色や形で体で起こっていることを描いていきます。
- 深呼吸をして、落ち着いた状態で、体を描く。
- 言葉であらわせない感覚、感情を色や形で描く。
- 描いたイメージと対話してみる。
ポイント
- 上手い下手は関係なく、頭で沸き上がった色や形を、自由に好きなように描く。
- 現れたイメージに、良い/悪いは関係なく、ありのままで、フラットな気持ちで眺める。
効果と科学的根拠
体の不調に気づくことで、重たい病気になりにくくなる。
体と心の問題を外在化し、メタ認知が向上しやすく、悪習慣への予防行動をとりすくなります(予防行動へのエンパワメント)。これが10年、20年と続くと、将来的に心筋梗塞、脳梗塞、がんといった重たい病気になりにくくなります。
ストレスマネジメントができ、仕事の生産性が高まる。
ストレスホルモン(コルチゾール)が低下し、前頭前野の活性化することで客観視するため、ストレスマネジメントがしやすくなります。その結果、 クリエイティブ性と論理性のバランスがとりやすく、仕事の生産性も高まりやすい傾向にあります。
ストレスによる食べ過ぎ、飲みすぎ、買いすぎが減る。
食べすぎ、飲みすぎ、買いすぎなどの問題を外在化して、ストレスホルモン(コルチゾール)を低下させることで、 衝動的に食べ過ぎ、飲みすぎ、買いすぎを抑制する行動がしやすくなります。(衝動行動の抑制エンパワメント)
参考文献
- ナタリー・ロジャース:表現アートセラピー 創造性に開かれるプロセス、2000年 関則雄:アートセラピーの理論と実践、2016
- Barbara Jean Davis : Mindful Art therapy A foundation for Practice, 2015
ご覧いただき、誠にありがとうございました。
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働きすぎませんように🌛
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